愛した 証に さよならを


ねぇ わたしも そっちに行きたい
こんな柵 飛び越えて いいでしょう
ふたりで 一緒に これからその道を
キミはキミの 道をとれ
それを捨てるなど 赦さない
ぼくが半ばで灰となり キミが独り残されたら
キミは 歩いていけるの ぼくの道
自分の道と 胸を張って 生ききれるのかい
キミが眠りにつく その日まで
あなたは 途中で いなくなったりしないもの
わたしが いれば なおさらよ
だから あなたの道は わたしの道に
ぼくは キミが 好きだった
今も 先でも 想ってる
だから キミとは歩けない
キミは キミの道を とれ
光のあたる 暖かい 道を
ねえ お願い 最後に最後に 1つだけ
また あえるよね
道の一つになる時が きっときっと あるのよね
けれど 少年の 見知りし背中は ずいぶんもう 小さくなって
綺麗な声一つ振り切って やがて影に 飲まれて 消えた